川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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季節の変化
平成最後の桜も散り始めました。これからは新緑の季節を迎えます。
季節によっても病気は変化します。現在も花粉症で悩んでいる方がいらっしゃると思います。スギが終わるとヒノキ花粉の飛散が始まり、ゴールデンウィーク前後まで続きます。ヒノキの花粉症がある方はこのあたりまでは服薬した方が安心です。花粉症は春だけでなく、秋にも発生します。症状が強い方は予防が大事です。また、春先から初夏にかけては中国から飛散する黄砂やPM2.5などもせきの原因になります。
インフルエンザの流行は冬の乾燥した時期です。梅雨から夏にかけては食中毒などによる胃腸炎。夏は熱中症の発症が多くなります。喘息発作は季節の変わり目や梅雨どき、台風シーズンなどで悪化が見られます。
病気の流行する時期や悪化する時期を、あらかじめ把握しそれに対する対応や対策を行えば、病気の罹患を予防できたり、罹っても軽く済ませることができます。病気において、とにもかくにも予防が一番大切なのです。
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人間の寿命

現在、人間の生存最高齢はギネス記録によると115歳の女性となっています。人間の寿命とは、一体どの様に規定されるのでしょうか?
人体を構成している細胞は約60兆個といわれています。これらの細胞が日々分裂して新陳代謝が行われ身体が維持されています。細胞の中にはDNA(デオキシリボ核酸)があり、分裂により新たな細胞が作られるのです。そのDNAの末端にはテロメアという部分があり、これが細胞分裂のたびに短くなっていきます。つまり年齢を重ねれば重ねるほどテロメアは短くなるのです。最終的にテロメアは短くなりすぎて、正しい機能を果たせなくなってしまう。すると細胞も分裂ができず、細胞の“死”が訪れます。新陳代謝が低下すれば老化の原因にもなり、DNAの遺伝情報にも問題が生じ細胞分裂が逆に活発となり癌化を引き起こしたりしてしまいます。テロメアは老化に重要な役割を果たしているとされ、テロメアの機能を明らかにした科学者には2009年ノーベル賞が授与されています。
テロメアの短小化が見られない唯一の例外は、卵や精子を生み出す生殖細胞系列の細胞であり、テロメアは常に長い状態で維持されます。生物自体の存在意義はDNAが後世に受け継がれることが重要であり、受け継がれたのであるなら、細胞は必要以上に長寿になる意味はないとも考えられます。
テロメアを短くならないように保存したり、他の遺伝子を過剰発現することにより寿命を延ばす動物実験もされているようです。しかし、身体や細胞の構造は今なお複雑であり、簡単に寿命を延ばしたりすることは、まだまだできないというのが現状のようです。
2003年、レスベラトロールがサーチュインタンパク質に作用して健康や長寿につながるという論文が有名なネイチャー誌に掲載され話題を集めましたが、現在レスベラトロールは薬としては理想的な化合物ではないとされています。長寿に対する憧れは、秦の始皇帝の時代から語られていますが、未だに創薬は混沌とした状態のようです。
当然の話ですが、人間の寿命の全てがテロメアのみで説明できる訳ではありません。生活環境や食生活、嗜好品などの影響も大きいと考えます。

2018.05.30
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