川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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〒332-0004 埼玉県川口市領家1-24-4 ロードビルディング2F

呼吸器科

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院長のひとこと
胸膜腫瘍

今回は話を元に戻して胸膜腫瘍についてお話ししたいと思います。

胸膜とは肺の外側全体を覆う薄い膜状の構造物です。この膜があることで肺はスムーズに動き伸び縮みができます。この胸膜できる腫瘍が胸膜中皮腫です。頻度としては、かなり少なく珍しい腫瘍ですが悪性度が高い腫瘍です。腫瘍は胸膜の中皮から発生します。胸膜全体に広がるものや、一部に限局して生じるものがあります。

胸膜中皮腫は、以前建築材料で使用されたアスベスト(石綿)の暴露により発生することが知られています。アスベストは天然に産出する繊維状のケイ酸塩物質で、断熱材などで使用されていました。現在ではアスベスト飛散吸入により胸膜中皮腫を発症させることが問題となり製造が禁止されています。よって昔の建物や工場を解体する際にアスベストが使用されていたか否かを調べることが、中皮腫を予防する点で非常に重要となります。

中皮腫は男性に多く、長時間かけてゆっくり発症する場合や急速に発症することもあります。治療に対しては抵抗性で予後も非常に悪い腫瘍です。

症状としては、息切れ感などがありますが、無症状でたまたま胸部X線を撮った際に発見される場合もあります。診断にはアスベスト暴露の既往、胸部X線やCTなどの画像診断を行います。次に腫瘍が体表面に近い部分にあるなら腫瘍細胞の一部を取る生検を行います。しかし、生検を行ったとしても中皮腫の確定診断がつかない場合も多く、開胸手術による生検まで行うこともあります。発見時、既に胸水貯留のある、かなり進行した状態もあります。治療には手術や抗がん剤、放射線治療などありますが、いずれの治療成績も良くありません。

以前のひとことはこちら
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  • 東福生むさしの台クリニック

呼吸器科で取り扱う疾患について

ぜんそく
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ぜんそく(気管支喘息)は気道の炎症が原因となって引き起こります。
ぜんそくの人は、特に症状が起きていないときでも常に炎症がおこっており、健康な人間と比べて気道がせまく、空気が通りにくくなっています。さらに炎症のため、タバコの煙やホコリに敏感になっており、わずかな刺激で発作が起こる状態になっています。

ぜんそくの治療は、気道の炎症を治療することが中心となります。

 

COPD(慢性閉塞性肺疾患)
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COPDは【Chronic Obstructive Pulmonary Disease】の略で、「慢性閉塞性肺疾患」と呼ばれます。
有害物質の吸入が原因となって気道が炎症をおこし、呼吸が苦しくなる病気です。主な原因はタバコの煙で、COPDの90%以上が喫煙によるものと言われています。

 

気管支炎
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気管支炎とは、主に気管支(下気道)の炎症が原因で咳や痰などの呼吸器症状を引き起こす病気の総称のことです。
急性と慢性に区分され、自身の喫煙や周りの人間からの受動喫煙により症状の悪化・慢性化する危険があります。

 

漏斗胸
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漏斗胸は胸郭変形性疾患の1つで、遺伝的な素因が強くあります。漏斗胸に近い、胸郭変形性疾患には鳩胸などもあります。

漏斗胸は生下時には目立たないものの、年齢が進むに従い前胸部の陥没が目立ってきます。そして、3歳頃になると正中部の陥没がはっきりします。さらに進行すると、心臓のない右側に凹みは高度となり、左右非対称となります。この時期になると、肋骨から背骨に力が加わり側弯と言って背骨が湾曲することも加わります。

漏斗胸は、肋骨の成長点である肋軟骨の過成長が原因の一つと考えられており、胸郭が形成・完成される、男子では18~20歳頃まで、女子では16~18歳頃まで進行する可能性があります。

高度の漏斗胸になると胸板の骨である胸骨も捻れ、手の拳が一つ入るくらいまで深くなります。先ほど、お話ししたように変形は右側に強くなるため、右肺内の気管支の変形・圧迫を生じます。また左側の心臓にも圧迫を認める場合があります。背骨が垂直になるストレートバックという状況も起こります。

治療においては、現在はペクタスバーによる矯正手術が中心となっています。しかし、これはあくまで見た目の矯正・改善を主とするものです。本来、漏斗胸自体では命の危険や、生命予後に影響を与えるという報告はありません。放置しても全く問題のない疾患でもあります。しかし、漏斗胸を高率に合併するマルファン症候群という予後の悪い病気があり、この点には診察時に注意が必要となります。

※漏斗胸については幼児・小児の診察も行っています。

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