川口元郷 内科 循環器内科 川口領家循環器内科クリニック

川口領家循環器内科クリニック

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AIと医学と未来
巷ではAI(ArtificialIntelligence)が話題となっています。AIとは人工知能のことで、人間の脳が行っているような知的作業をコンピュータ上で行うシステムやコンピュータプログラムを指すものです。つまり知識(データ)を蓄積して自己学習し新たな事象に対して自己判断していきます。車の自動運転などに応用され、去年から今年にかけての年末年始には、都内のJR山手線でもAIを使った自動列車運転の実験がされたことも報じられました。医学の世界でもAIが用いられ始めています。AIは膨大なデータを処理して異常を検知することが得意なため、レントゲン写真で肺がんなど異常陰影の検出や、胃カメラなど内視鏡でのがん検出率向上に期待が持たれています。人間で生じる判断ミスはなくなり診断率は向上するといわれています。医者の仕事も将来は無くなるかもしれませんね?
現在の科学進歩には、AIの開発は必須でグーグルやヤフー、アマゾンなども巨額な資金を投入してさらなる開発にしのぎを削っています。
AIは様々なデータを蓄積して、経験値を積み成長します。ネットなどへのアクセスも制限をかけなければ自分で行えます。将来、AIがさらに発達したら、SF映画のように人間がAIによって支配される時代が来るかもしれません。映画は、人間生活の近未来をよく表すものであります。恐ろしい映画の世界が、現実にならないよう人間こそがAIを制御して行かなければなりません。しかし、果たして人間がAIの上に立てるのかは疑問があります。ホントに、ボーと生きていては誰かに叱られてしまいます!
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腎臓の話

3月に入って陽の光の強さを感じるようになりました。花粉症も本番となっています。本日は、花粉症ではなく腎臓の話をしてみようと思います。
腎臓は、左右に一対背中の腰の部分あたりにあります。体で不要になった老廃物を濾し取って、尿の形で体外に排出させます。腎臓は沈黙の臓器とも言われ、余程の悪化がない限り症状が表に出ません。
腎機能が悪化する病態には、様々な疾患がありますが、特に糖尿病や高血圧症のある方は注意が必要です。腎臓の機能が低下すると尿量が減少して、余分な水分を体内に貯留することとなり、むくみや血圧の上昇などを生じます。さらに悪化して、老廃物が体内に貯留すると尿毒症をきたし食欲が低下したり、嘔吐や意識低下、痙攣などが出現します。カリウムやナトリウムなどのミネラル成分のバランスが崩れることによって不整脈なども起ります。また、貧血も症状の一つとなります。上記のように尿毒症まで進行したり、極度に機能が低下した腎不全状態では人工透析治療を受けることとなります。人工透析とは働きの悪くなった腎臓の代わりに、老廃物を体外に排出するのを補助する機械で、体外循環ろ過装置の一つです。
腎不全には急性腎不全と慢性腎不全があり、急性腎不全の原因は熱中症による極度の脱水や、抗生剤や鎮痛剤等による薬剤性などがあります。慢性腎不全は腎臓自体の病気や、生活習慣病で最も多い糖尿病性腎症や、高血圧症による腎硬化症が原因として挙げられます。免疫疾患や遺伝的疾患が原因となる場合もあります。
治療は原因の除去が中心になりますが、慢性腎不全で尿毒症となるような重篤な場合には人工透析治療が必要となります。腎臓病の予防は難しいですが、日常生活の中で尿の状態やむくみの有無を見逃さないことが大切と考えます。

2018.03.07
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